「健康だった母が、孤独死で亡くなってしまった……」

私が小さかった頃「お母さんはね、健康だけが取り柄なの」と笑う母親の姿をずっと見てきました。そのため、母が孤独死だと聞いた時は、信じられませんでした。

孤独死と聞いて最初に考えたのは、家の清掃をどうするかということ。

精神的にも相当ダメージがあったので、自分でどうにかすることはできないだろうと考え、業者に依頼することにしました。

どのような業者を選べば良いか分からなかったものの、ホームページに分かりやすく清掃手順と費用が明記されていたことからリスクベネフィットさんにお願いすることに。

孤独死現場における具体的な清掃方法

リスクベネフィットさんで行われている清掃手順は、以下の通りです。

1.汚染物除去

臭いの発生源が残っている状態では、消臭を行っても再度臭気が発生してしまうため、防護服を着用した特殊清掃員が、手作業で体液が浸みこんだカーペットや畳、ベッドマット等を梱包します。その他の汚物混合ゴミがあれば、袋詰めをして撤去作業を行います。

2.汚物清掃

家財撤去の際には複数の作業員が入室するため、部屋の中を移動する時に、汚物を踏むことがないよう、体液、血液、糞尿等を事前に除去します。

3.汚染物清掃ライト照射確認

紫外線を照射し、汚染源が完全に除去されているか、体液、血液等で汚染されていた箇所に残留物がないかを確認します。
感染症の原因菌が潜んでいる汚染物を、確実に除去できているかをライト照射することで、確認できます。

4.(200ppm以上の)消毒剤散布

リスクベネフィットさん独自開発の専用薬剤「ＲＢ酸水」を噴霧して消毒。そうすることによって、壁面や天井、家財などに付着している病原菌を死滅させます。オゾン発生器と併用すれば、除菌消毒効果を高めることが可能です。

5.オゾン燻蒸

高濃度オゾン発生器(6500g以上)を一部屋に2台以上設置し、短時間で除菌と消臭をします。

6.ウジ虫やハエの除去剤散布

発生しているウジ虫やハエを、液体薬剤や顆粒タイプの薬剤を用いて殺虫し、除去します。

上記のように、6つの手順で清掃をしていただきました。

また、母の部屋の臭いが非常に強かったため、近隣への配慮として玄関扉の隙間に養生テープを貼り、匂いが漏れないように対処してくださいました。

また、部屋の状態をどこまで回復させる義務があるのか、不動産管理会社へ確認して交渉するところまでやっていただきました。

私自身、不動産における法律について全く知識がないため、経験豊富なスタッフの方が間に入ってくださって本当に心強かったです。

 

母が急死し、精神的なダメージが大きかったものの、リスクベネフィットのスタッフさんがサポートしてくださり、感謝しております。

作業も丁寧でスムーズに行っていただいたため、安心してお任せすることができました。本当にありがとうございました！