高崎市で孤独死!トイレ内の完全消臭方法とは?【part2】
- コンパネ部汚染箇所に特殊コーティングを施し臭気封印。
- 完全消臭に向け全ての壁紙を剥がします。
- 分別した残置品を搬出します。
- 全ての壁を剥がすと相当の量になります。
- 一般廃棄物処理業者さんに分別した不用品処理をお願いします。
- 水回りのクリーニングと消臭も完了です。
- 全ての残置品を撤去し消臭消毒も完了しております。
- お亡くなりになった隣の部屋、消臭消毒完了しております。
- 押入れ内の荷物もなくなり臭気も除去致しました。
- 作業: 遺品整理、原状回復
- 人数: 4人
- 日数: 2日
- 参考費用: 506,103円(税込)
一人暮らしの弟が部屋で孤独死……。現場となったトイレや室内の消臭方法とは?
弟が孤独死したと連絡を受けたのは、数ヶ月前のこと。
突然の電話に私はいても立ってもいられなくなり、現場に向かいました。
弟は賃貸物件に入居しており、異臭に気づいた近所の人からの通報がきっかけで発見に至ったようです。
部屋の中には思わず鼻を覆いたくなるようなかなり酷い死臭が充満しており、大変驚きました。
弟は具合が悪くなったのかトイレ内で吐血したようで、床にはべっとりと黒い血の跡が…。
このような悲惨な現場を見たのは初めてで、どうすれば良いのかまったく分かりません。
どこかに頼れる業者がないものかと探していたところ、管理会社のほうからリスクベネフィット様を紹介していただきました。
話を聞くと、孤独死をはじめとする特殊清掃を数多く手がけられており、技術力も十分なようです。
ここなら安心して任せられそうだと感じたため、作業をお願いすることにしました。
臭いが充満したトイレや室内の消臭方法とは?
当日は数名の作業員の方が様々な道具を持って来られ、かなり大掛かりな作業となりました。
今回行っていただいた主な作業は以下の通りです。
①遺品整理、分別
弟の持ち物は貴重品や写真など、形見になりそうな一部を除いて処分してもらうことに。
市町村の区分に従って分別し、袋に入れてもらいます。
回収は廃棄物運搬業者に依頼し、弟の部屋から運び出してもらいました。
②トイレ内清掃作業
トイレの床についた血液などを、専用の分解剤や薬剤などを使って清掃してもらいます。
遺体の近くにあった汚物には様々なウイルスが潜んでいる可能性があるため、きちんと消毒した上で清掃することが重要だそうです。
また、トイレに落ちた体液などの液体は、床と壁、便座と床の隙間などから落下するようで、必要に応じて解体作業をしながら床下の汚染状況を調べてもらいます。
汚染状況を把握せず表面だけ清掃すると臭気が取れないらしく、徹底して洗浄してもらいました。
③コーティング作業
トイレの床下には汚染物が染み込んでいましたが、木材に染み着いた汚れは洗浄剤をつけても完全に落とすことはできないようです。
そこで登場するのが特殊コーティング。
リスクベネフィット様独自のコーティング剤を塗布することで、臭気を閉じ込めてもらいました。
④壁紙剥がし作業
今回は家中の至るところに臭いが染み込んでいたので、臭気を除去するために壁紙を剥がしてもらいました。
遺体のあった場所はもちろん、台所や脱衣所などすべてのクロスを剥がし、壁だけでなく天井紙・襖紙なども取り除いてもらいます。
剥がした壁紙の量は相当なもので、廃品回収トラックの大半を占めることになりました。
⑤完全消臭作業
仕上げに専門薬剤「だんぼ」を散布し、オゾン脱臭機を使った完全消臭作業を行ってもらいました。
臭いが気になったリビングや吐血箇所のトイレは、特に念入りに作業していただき感謝しています。
追加でキッチンや水回りのクリーニングもお願いし、臭気が充満しており汚染されていた室内はすっかり綺麗な状態に。
最初はどうなることかと思いましたが、すべての作業を丁寧かつスムーズに行っていただき、リスクベネフィット様には感謝の気持ちでいっぱいです。
このたびは大変お世話になり、ありがとうございました。