自社には特殊清掃のノウハウがない。どうしよう…

私は神奈川県横浜市で便利屋を営んでいます。

普段は不動産会社やオーナーから、集合住宅の不用品撤去やハウスクリーニングなどを請けている業者です。

今回、孤独死のあった部屋の清掃と臭気除去を請け負ったものの、自分の会社には特殊清掃のノウハウがありません。

そのため、孤独死清掃に関する部分だけをリスクベネフィットさんで施工していただけないかという旨の依頼をしました。

部屋を確認してもらったのですが、玄関から室内にかけて体液が広がった跡があり、臭気も酷いため、玄関の扉を閉じていても外まで異臭が漂う状況でした。

作業に関する打合せを行って、体液が広がってしまった床は全撤去、床から床下のコンクリート面に体液が流れた部分は特殊コーティングという提案をしていただいたため、そちらでお任せすることにしました。

 

技術の見極め方：①資格があるかどうか

今回リスクベネフィットさんに依頼した決め手の一つは資格を持っているということです。

リスクベネフィットさんは、神奈川県知事から「解体工事業者登録」を取得しており、合法的に解体作業を行うことが可能です。

多くの特殊清掃会社は認可を受けることなく、壁紙をはがしたり、床を解体したりしているそうですが、トラブルの原因になるため、資格を持っている業者に依頼するのが良いと考えました。

清掃に入るとまずは、消毒殺菌のためにRB酸水を入り口から奥に向かって噴霧したあとに、床材に切れ目を入れ、全撤去していただきました。

床材を撤去すると大量の木粉塵が舞い散ります。また、足場も悪くなるためか、スタッフさん同士で声を掛け合いながら作業する姿が見られました。

また、サッシのミゾにも木粉塵が溜まってしまったため、そちらも刷毛で木粉塵をかき出しながら掃除をしてくださいました。

掃除機での清掃完了後は、体液が染みていたコンクリート面をワイヤーブラシやスチールタワシを使って、体液が染みた表面を削る必要があるそうです。

コンクリートの奥まで染み込んでしまった体液は、特殊洗剤にて洗浄をした後、コーティングを施し臭気を塞ぎ込むため、事前にオゾン燻蒸を一昼夜稼働させて現状の臭気を除去することができるとお教えいただきました。

 

技術の見極め方②：特許技術があるかどうか

また、リスクベネフィットさんは独自の特許技術も取得されています。

特許技術があるということは、確かな技術力があることの裏打ちになります。

翌日、大幅に臭気は落ち着いていたのですが、やはりコンクリートに染み込んだ体液が残っているため特殊コーティングをしていただきました。

コーティングは2回行い、塗膜を厚くすることによって、臭気の浮き出しを防止する効果があるそうです。

 

作業完了後に、マンションオーナーさんと一緒に確認をしたのですが、オーナーさんも臭気が無くなったと喜んでいました。

また同じような案件があった場合はぜひともご協力いただきたいと思うくらい、信頼しております。

この度はありがとうございました。