甲府市で孤独死が発生!一般の清掃業者では作業できない理由を解説
- ベッド布団には吐血、体液汚染物があります。
- 床にも下半身の跡がくっきりと残っています。
- 壁にも吐血された血痕が残っています。
- 汚染物をラッピングしました。この後撤去します。
- キッチン床下にも吐血です。大量にあります。
- フロアークッションは剥がします。
- 天井床のクロスはすべて剥がします。
- 床に後が残っていたクッションフロアーもすべて剥がしました。
- オゾントリートメントショック法を用いて高濃度殺菌消毒・消臭を施しました。
- 作業: 特殊清掃(特殊コーティング+CF・クロス剥がし+消臭)
- 人数: 4人
- 日数: 2日
- 参考費用: 576,242円(税込)
所有している物件で、孤独死が発生。一般の清掃業者に頼んだが…。
私は大家をしています。しかし、先日、所有物件で孤独死が発生。
懇意にしているハウスクリーニングの会社があり、いつもの流れでそちらに清掃を依頼しました。
ところが、ハウスクリーニングの方から「このようなケースは初めて。専門外なので対応ができない」と言われました。
困り果てていた私を見て、ハウスクリーニングの方は、他に手がないか調べてくれたり、市の一般廃棄物業者に連絡を取ってくれたりしたようです。
しかし、特殊清掃にはさまざまな専門スキルや特別な清掃方法が必要らしく、ハウスクリーニングや市の一般廃棄物業者では孤独死現場の清掃は手に負えないとのことでした。
そこで、ハウスクリーニングの方から紹介されたのがリスクベネフィットさんです。
特殊清掃に強く、信頼できる清掃業者だと伺いました。
早速問い合わせ、見積もりを取ってもらい「できそうですか?」と尋ねると、「もちろんです!」と心強いお返事。
信頼できそうだと思ったので、清掃を正式にご依頼しました。
一般の清掃業者が孤独死現場の清掃ができない理由は2つ
①孤独死清掃には専門知識が必要なため
人が亡くなった現場の清掃は、専門的な知識を持ち合わせている業者でなければ危険が伴います。
一般的なハウスクリーニングの会社は、腐臭や細菌、虫への対策が不慣れなため、清掃できないと伺いました。
②用意している掃除用品が違うため
清掃に必要な薬品も、一般的なハウスクリーニングに使用するものと、特殊清掃に使用するものは違うそうです。
ハウスクリーニング専門の会社は、特殊清掃に必要な消臭剤や消毒液が用意されていないことも。
やはり特殊清掃を専門にしている清掃会社の方が、安心して頼めますね。
特殊清掃を専門とする業者が行う作業内容
①消毒・除菌作業
作業しやすい環境を整えるため、現状確認しながら初期処置を行っていただきます。
今回の現場は、広範囲にわたり吐血があり、壁・扉には手の跡が残っていました。
またご遺体の上半身はベッドの上、下半身はベッドから落ちていたため、床には下半身の跡が。
そのため作業開始前に、高い殺菌効果のある消毒液「RB酸水」を散布してくれました。
この消毒剤は、リスクベネフィットさんが独自に開発されたものだそうです。
②汚染物の除去作業
今回孤独死があった物件は、1Kの間取りで、壁・扉・サッシ・トイレにまで血液が飛んでいました。
まずはベッド周囲の体液が染み込んだ寝具類を、ブルーシートとプラスティックフィルムを用いてラッピングしてくださいました。
次に、床の汚染物や血液を除去してくれました。
③洗浄・消毒作業
体液がしみ込んだ部位は、体液洗浄剤「タロウ」で洗浄・拭き上げを数回行います。
人間の油脂は市販のものでは落としきれないらしく、専用の洗剤が必要になるそうです。
最後に、キッチンのクッションフロアーと壁紙を剥がして、消毒してくださいました。
清掃作業の様子を見学させていただいたのですが、隅々まで丁寧に清掃されておりとても満足のできる作業内容でした。
③消臭作業
オゾン発生機を設置し、オゾントリートメントショック法を用いて、高濃度殺菌消毒・消臭を施してくれました。
完全に臭いが消えて、満足のいく結果です。
ハウスクリーニングの方に清掃を断られたときはどうなるかと思いましたが、こんなに対応の良い業者さんを紹介していただけて感謝の気持ちでいっぱいです。
今後また同じようなことが起こった際には、またリスクベネフィットさんにお願いしたいです。
この度は本当にありがとうございました。